去る2019年8月29日(木)、両国サンライズで行われたXipe Totec主催 「ART MELEE~芸術迷麗~肆」が行われました。
今回は、絵を描く工程の演出力がずば抜けて素晴らしかった回でした!
20分という短い時間の中物語を組み上げ、それをキャンバスの中に時間経過とともに見せるテクニック。
絵の力というものをまざまざと見せ付けられました。
そしてその反対に、演奏者チームが大暴れ!
ドラム分解からはじまり、ノイズツインギターと、パートチェンジ。
バラエティに飛んだ大会となりました。
次回は10月24日(木)開催となります。
https://www.xipetotec.psiocat.com/2019/08/27/art-melee5/
皆様のご参加、お待ちしております!
総集編動画
ベストバウト賞
1位・・・nana
『-BAYON-』
2位・・・ Amё
『Eyeすくりーむ。』
3位・・・ よくばりchameleon.
『Time -時間-』
参加アーティスト
Opening Act
・ Xipe Totec with 本郷千洋(ダンサー)
ダンサー本郷千洋を迎え、「ギフト」というテーマでの即興パフォーマンスを披露。金のボールをめぐり、攻防する二人。機械的なギターサウンドがさらに神聖を深めていく。
1st MELEE
・石井大資&羽水
『 石井大資』
後半からなんと前代未聞のアーティストチェンジ!
ノーエントリーだったはずの羽水登場でざわめく会場。
こういった予想外の展開もまたARTMELEEらしい!
・ 兼村・シャギー・九ノ助
『ひらきなおり』
ひらきなおり、それは一瞬無責任のように見えるが、これこそまさに自我の開放を宣言し、自分そのものをさらけ出すということなのかもしれない。
この絵の中に、そのひらきなおりの真髄が描かれているに違いない!
・ 大和二号 a.k.a. きりみ
『ART MELEE!!』
SNSと曼荼羅絵画のリンクという、新しいアート概念に果敢にも挑戦した。
観客にテーマを伝えることの難しさはあったものの、今の時代に反映した試みだ!
・ Roreda
『血眼になりながら』
身体表現を織り交ぜながら描かれた、開いた瞳。混沌を見据えているかのようだ。
蝶の舞う世界は果たして楽園なのか、それとも・・・・
ギター: Jackie Jacklin(TokyoAccidents )
ドラム: 川サキ(臥狂VS川サキ)
ロックは常にその爆発力と攻撃性を秘めた音楽であると考えている。
この二人、選手以上にロック魂を発揮!
ドラムを分解、フロアに配置し会場参加型へと変貌させた川サキ、そこに乗せて唸るJackie Jacklinのサウンドが暴走する!
2nd MELEE
・ういりお
『眼光』
赤い目玉の怪物が勢いよく放出するエネルギーが会場全体をも包み込む!
神秘的な虹彩が観客に降り注いだのだ!
ういりおの放つ想像の魔力ははかりしれない・・・
・ Amё
『Eyeすくりーむ。』
海に浮かんでいたはずのクラゲがあれよあれよと变化していく!
最後にはビーズでトッピンされ美味しそうなアイスクリームへ。
物語の変化が楽しく見ているものがワクワクする作品だった!
・スゼ・スーズ
『メデューサ』
己に集中するためにかぶった謎マスク。まるで剣のように長い筆を操り描かれたのは邪悪に笑うメデューサ!仮面戦士が悪魔と戦う20分に、誰もが見えたに違いない!
・nana
『-BAYON-』
カンボジアで活動をはじめたnanaは、美しいカンボジアの海、昼夜の間に浮かぶ石仏を絵に表した。注目すべきところは、物語を見せる描き順、突然バツを描き新たな展開を予告させるハラハラした演出!注目を集める素晴らしい魅せ方だ!
ギター: Yuichi(TEN-SIN、Xipe Totec)
ノイジャン: メリーさん☆(緊縛病棟)
特殊演奏を得意とするメリーさん☆と、超感覚派ギタリストYuichiの鬼気迫る音の駆け引き!そして会場は神秘的な音響に包まれる・・・。
3rd MELEE
・けんじゅ。
『さいはん』
己の状態をフィードバックし作品にするけんじゅ。エナジードリンクによるカフェイン中毒を身を以て体験した彼は、 ドリンクで絵の具を溶かし、何度もカフェインを摂取してしまう罪を見事に描きあげた。
・ よくばりchameleon.
『Time -時間-』
直感的にその場の雰囲気と、感情を赴くまままに絵筆に走らせる。
20分という短い時間、迫る時の流れを感じ音の合わせて描かれたものは、生命の栄華が表されているかに見えた。
・エアロ墨酢
『少女』
エアロ墨酢=羽水。かつて2連覇した男は、につかわない美少女絵からスタート。まったく予想ができない中、後半荒々しい阿修羅が登場しいつもの迫力ある作品に仕上がった!
・ 野澤貴志
『裏』
モデルは 黒い瞳 (https://twitter.com/hchernookij)
動物は背中で認識されるのに、人は腹側で認識されている。人に背中に本来の姿があるとしたら?そんな発想で描かれた怪物は、背中からその赤裸々な感情を無言で喋りはじめた!
ギター&ドラム: GOSHI
ドラム&ギター:藤原 DxSxK 大介
計算された飛び道具的エフェクター使いで周りを翻弄したGOSHIと、絶対的安定感の大介。それだけでは収まらず、この二人、パートチェンジで更に会場を混乱へ導いた!